Today's Movie : 21gram
監督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
出演:ショーン・ペン 、ベニチオ・デル・トロ 、ナオミ・ワッツ 、シャルロット・ゲンズブール 、メリッサ・レオ
命が消える時、人は21グラムだけ軽くなる
どんな人もチョコ・バー1個の重さ
ハチドリの体重
久々の映画ネタ、ようやく21gramを観てきました。これは重い、重い、人間ドラマです。中心となる3人がレベルの高い演技で、この配役しかないというほどのハマリ役でした。レビューするにはあまりに考えさせられる映画なので、書き難い事この上ないのですが、役者、監督、脚本と3つが揃った、非常にレベルの高い作品だと思います。
でもね、これは一人で観る映画ですね。こういうの友達同志とか、パートナーとかと一緒に観て、そのままランチで楽しく会話なんてできないな。人間、人生、命、神、運命などいろんなことを考えさせられます。
イニャリトゥの作品ではアモーレス・ペロスも、ある自動車事故を中心に人々が絡み合うストーリーだったと思う。今回の作品も時間軸が行ったり来たり、集中して考えながら観ないと混乱を来たす。しかし物語が進むにつれ、複雑な糸が徐々にほぐれ、人間関係、出来事が徐々に繋がり出す。こういった語り口は、とても3作目の監督とは思えない、才能を感じます。
俳優陣もショーン・ペンはいつもながら凄い演技だし、ベニチオ・デル・トロの存在感も素晴らしい。その上、ナオミ・ワッツの感情表現も凄いです。マルホランド・ドライブで魅せた可憐さとは正反対の、愛する者を失い、酒、ドラッグに溺れ自堕落になっていく女性を見事に演じています。出演者達が全篇を通して、お風呂入ってなさげなベトベト感が一層リアリティを増加させています(^^;。
後味が良い映画ではありませんが、いろんな事を考えさせてくれる映画としてオススメです。


