About

2004年09月12日 01:00に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「Village」です。

次の投稿は「JOSS STONEのプロモ」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

アーカイブ

« Village | メイン | JOSS STONEのプロモ »

JMB連携TB企画 第23弾/秋の夜長に相応しい活字、音!

japanmusicblog.bmp

大好きな夏が終わり、急激に秋めいてきました。夏=海、ビール、野外って感じだったんですが、秋=文科系って感じじゃないですか。そんな秋に相応しいテーマ、秋の夜長に楽しむ音、もしくは活字をテーマにしてみたいと思います。夏と違って日が徐々に短くなり、なんとなく寂しい夜。どちらかというと外向きではなく、自分と向き合うって感じの秋。そんな秋にはやはり文化系、音楽活動が相応しいと思います。ということで今回のネタは秋に相応しい音、若しくは活字=本を紹介するものです。私の場合、今回は音は置いといて活字系で行ってみます。とは言えJMBの企画なので当然、音楽系の活字ですね。

マイルスを聴け!2001
listentomiles.jpg
Jazz好きの人には有名なお方、その思い入れが強い語り口から好き嫌いが分かれる中山康樹氏の代表作。その名も”マイルスを聴け!”を取り上げたいと思います。そもそもemailのアドレスがmiles@jazz.email.ne.jpな私、説明するまでもなくMiles信奉者であり、生Milesの体験がいまだ音楽的な経験の大きな要素になっているJMが選ぶ本としてはこれしかないでしょう。冒頭から

”なぜマイルスなのか はい、マイルス意外、聴く必要が無いからです。これ、ひとことでいえば、その他は「いらん」。とくにジャズという音楽にこだわった場合、マイルスだけ聴いていれば、その他のジャズは、まったく必要ない。”

どうですか、この迷いの無さ、これを読んでいる人でJazz未体験の人がいるならば、この本を読んでからJazzに入ってみてください。Milesの素晴らしさを実感すると思います。でもMilesだけじゃないですよ:)

2冊目はやはりMiles関係のコレ
miles1.gifmiles2.GIF

Milesの自叙伝です。私の持っているのは1990年初版!1&2の2冊です。
これは本人が書いているのではないのですが、著者のクインシー・トループがMilesの口調を使い自叙伝風に纏めたもの。しかしまるで本人が書いたとしか思えない内容になってます。この中でMilesがMilesたる所以、他のJazzArtistと一線を画しているんだなと納得の発言があります。それはMilesがHerbieHancockに言った言葉

コードに音が多すぎる。そんなに早く弾くな、もっと遅くやれ。弾きすぎないことだ。たとえ一晩中座っていても何も弾かなくてもいい。88鍵もあるからって、ただ馬鹿みたいに弾いてしまわない事だ。いつだって弾きすぎるから、常に抑えないとダメなんだ。

というくだり。やはりMilesがタダモノではないのがわかります。C.Parkerが動物的な直感の天才だとすると、Milesは構築力に優れたCreatorである事がわかります。常にTotalを考えていた人なんでしょうね。

そして最後に外せないのがコレ。
ジャコ・パストリアスの肖像
jacobooks.jpg
天才故の儚さに涙無くして読めない本です。この中で気になる一節。

知ってるかい?俺は35歳までは生きない

天才が己の運命を感じ取っていた事を示す発言。

そしてジョニ・ミッチェルが言った言葉。

ジャコには美しい動物的な分別があったと思う。それはまったく狂気ではなくてね。ジャコのこうした行為には、生きる喜びが現れていたように思うわ。

そして解説でピーター・バラカン氏が書いた一節。

人間のひとりひとりにある”気”の量が一定のものだと聞いた覚えがある。インタビュー時のジャコのレヴェルは普通の人の倍はあったと思うが、そうすると人の半分しか生きられないのも当然かもしれない

これらの一節は彼の事を的確に表している言葉だと思います。今にして思えば、彼の革新性は凡庸と対極にあるもの。従って太く短い、かつドラマチックな人生と引き換えに存在し得た、まさに天才の人生だったのだと思います。

ここに取り上げた3冊はジャンルは違っても音楽好きの人にこそ読んでもらいたいものです。そして本に触れたなら是非、音にも触れて欲しい。そして自分で感じ取ってもらいたい。そんなきっかけになればと思います。

その後の追記:
やはり音の方も紹介しておかないとと思って考えてみました。秋=少し寂しい=気分はBluesって、ベタなんですが、このTasteで選んでみたい。ということで30秒で即決したのがこれ。
Jazz To Soul/Aretha Franklin
aretha-jazztosoul.gif
Aretha FranklinがR&Bでブレイクする前の1960年~1965年までのJazz、Bluesナンバーを集めたコンピレーションです。ArethaのSilkyで伸びやかな声でのJazzナンバーは格別のものがありますね。やはりこれは秋の夜長にぴったりです。

さて皆さんは秋の夜長、どんな活字、音と共に過ごしますか?

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://jmsmytaste.sakura.ne.jp/mt/mt-tb.cgi/2680

この一覧は、次のエントリーを参照しています: JMB連携TB企画 第23弾/秋の夜長に相応しい活字、音!:

» Off The Record (for Japan Music Blog) 送信元 stereocube
『JMB連携TB企画 第23弾/秋の夜長に相応しい活字、音!』ということで、普段あまり本を読まない私ですが、音楽がらみの本を1冊。 『ポップ・ヴォイス スーパースター163人の証言』  ジョウ・スミス/著 三井徹/訳 新潮文庫 [詳しくはこちら]

» JMB連携TB企画 第23弾/秋の夜長に相応しい活字、音! 送信元 やっぱり本が好き~LINの読書日記~
毎度おなじみ、jm's myTasteさんTB企画。 いつもは音楽ネタなのですが、今回は活字もOKのようです。 本好きのみなさんも参加いかがですか? JMさんは「マイルスを聴け」をあげていらっしゃるので 音楽がらみの本なら何でもいいと思います。 村上春樹の「ポート. [詳しくはこちら]

» JMB連携TB企画 第23弾/秋の夜長に相応しい活字、音! 送信元 AZ::Blog はんなり、あずき色のウェブログ☆
JMB連携TB企画 第23弾。 今回のテーマは、「秋の夜長に楽しむ音、もしくは活字…自分と向き合う秋」。 本でも音楽でもよいらしいのですが、私はここ数年、ずっと心に棲みついて離れない言葉をご紹介したいと思います。 降る雪に和するが如く、奏すべし。 「しんしんと... [詳しくはこちら]

» HOUSE LEGEND 送信元 パドブレ魂(パドブレ・ダマシイ)
jm's myTasteさんTB企画。 今回は「JMB連携TB企画 第23弾/秋の夜長に相応しい活字、音!」ということで、活字もオッケーということです。 ハウスの本といえばコレ。「HOUSE LEGEND」です。 ハウスの歴史から、名曲を紹介してあったりとハウスフリークには必携です [詳しくはこちら]

» 秋の夜長に相応しく 送信元 KIMIKOMA'S Blogs
急激に秋めいてきました。そんなこんなで、JMさんからお題です。 jm's myTaste: JMB連携TB企画 第23弾/秋の夜長に相応しい活字、音! 今回のネタは秋に相応しい音、若しくは活字=本を紹介。 [詳しくはこちら]

» 秋を感じさせる音を聴こう 送信元 KIMIKOMA'S Blogs
スティングの歌声は、秋にとてもよく似合うと思う。 コルトレーンは、特にバラードを唄うコルトレーンは「秋だ」って思う。 すこしずつ秋に移行するために、こんなを聴いています。 [詳しくはこちら]

» 秋深し 隣は何を 聴く(読む)人ぞ…JMB連携TB企画 第23弾/秋の夜長に相応しい活字、音! 送信元 NEW STANDARD
本当に、涼しくなりました。 さて、秋にふさわしいJMBのお題ですね。 虫の声を聴きつつ、本棚を探してみました。 で、秋の夜長にしっとりと、ふっと想いをはせるにふさわしい…これはオススメできます、という3冊をご紹介。 * ピアノへ―10人のピアニストたち [詳しくはこちら]

» TB23:秋の夜長にふさわしい活字、音 送信元 Moi non plus
とのことで参加してみる。 書籍:間章『非時と廃墟そして鏡: 間章ライナーノーツ[1972-1979]』深夜叢書社 音楽:高柳昌行・阿部薫『解体的交感』 にしようかなと思ったんだけど余りに暗い秋になりそうなのでやめる。 そうなると、 書籍:ジル・ヴェルラン [詳しくはこちら]

» 虹伝説(The Rainbow Goblins) / 高中正義 送信元 音楽日誌
「JMB連携TB企画 第23弾/秋の夜長に相応しい活字、音!」 秋の夜長を過ごす活字と音ですか。かなり古いけれど僕のお勧めは虹伝説/高中正義&Ul De Ricoです。 [詳しくはこちら]

» Love Songs ~ A Quem me faz Feliz/Ivan Lins 送信元 MUSIC♪HOLIC
JMさんによるJapan Music Blog TB企画23弾、秋の夜長に相応しい音!に参加します。 9月も半ばになり、昼間はまだ暑いけど、夜は涼しくなってきました。秋の夜長に相応しい音といったら、もう、なんといっても虫の声。 という答えでは、秋の夜長に相応しくても、Japan Mu [詳しくはこちら]

» Regina Carter??Paganini: after a dream?? 送信元 Sheep Life
ジャズヴァイオリニスト、Regina Carterが、かつてパガニーニが弾き続けた名器「カノン」を クラシック以外の演奏家としては初めて弾くことを許され、録音したアルバムです。 [詳しくはこちら]

» JMB連携TB企画 第23弾/秋の夜長に相応しい活字、音!<活字部門> 送信元 Sheep Life
多分たくさんの方が読んでいるだろうと思われる村上春樹の「アフターダーク」です。 [詳しくはこちら]

» JMさんのTB企画 第23弾/秋の夜長に相応しい活字、音!は・・・ 送信元 ◆ ワルツの「うたかた日記」 ◆
JMさんのTB企画 第23弾/秋の夜長に相応しい活字、音!は・・・に参加させてもらいます。今回のJMさんのお題は、CD・レコードではなく、秋の夜長に味わいたい本、音楽版だそうです。・・・このお題で私が浮かんだ本は・・・・ ◆ 『 衝突と即興―(あるジャズ・ファンの手 [詳しくはこちら]

» JMB #23 送信元 Yutalog ~ここでおいらは放置プレイ about jazz
登録しているにも関わらず、すっかりご無沙汰のJMBですが、 新しいお題が立ってま [詳しくはこちら]

» 元祖、ノラ・ジョーンズ。  Phoebe Snow / 『Phoebe Snow』 送信元 夜ふかし☆ルーツミュージック
JMB連携TB企画 第23弾/秋の夜長に相応しい活字、音!へのトラックバック ということで、最近あちこちでノラ・ジョーンズの名前を見かけますね。それだけ好きな人が多いのでしょう。 僕も好きですし(発売されて聴いてた当初、一年後にまさかグラミーを取るとは思って. [詳しくはこちら]

» ジャコ・パストリアスの肖像/ソウル・サーチン 送信元 〓勝手に推薦盤♪〓
JMさんのTB企画「第23弾/秋の夜長に相応しい活字、音!」に参加させて頂きまし [詳しくはこちら]

» 誰のため?何のため? 送信元 アチキの毎日
今日は後輩・Aぽんとゴハン。2か月前から「ゴハン行こう」と約束しながら、お互いの都合が合わず延び延びに。初めて行くこじゃれた感じのお店で。だいたいこういった女性客狙ったオシャレ系の店って味が大したことないってことが多い。Aぽんと「どんなに不味いか、試そ... [詳しくはこちら]

» TB:秋の夜長に相応しい活字、音 送信元 unaG
「アチキの毎日」さんち経由の「jm's my Taste」さんのTB企画が楽しそうなので、またまた参加させてください。 お題は「秋の夜長に相応しい活字、音」。 まず浮かんだのは、山川健一さんの、 「ブルースマンの恋」東京書籍(1989年) ロバート・ジョンソンの劇的なジン [詳しくはこちら]

» 食べ物に喰い合わせがあるように、聴き合わせ・読み合わせもあるはずだ、と仮定せよ。 送信元 肩までまったり。
タイトルどおり、聴き合わせ&読み合わせを考えてみたいと思います。 JMB連携TB企画のテーマを受けてみました。 「第23弾/秋の夜長に相応しい活字、音!」 いつの頃からでしょうか、読書の際に歌モノが邪魔になるようになったのは。 『A Trick of the Tail』Genesi [詳しくはこちら]

» ワタシ、ハマってます、の巻 送信元 Voyage To Funktasia
※「JMB連携TB企画 第23弾/秋の夜長に相応しい活字、音!」に呼応してリライ [詳しくはこちら]

» JMB連携TB企画 第23弾/秋の夜長に相応しい活字、音! 送信元 Alka Colum
 自分自身が企画したEVENT、”IN THE 家!”が無事終わり、久々にJMB連携TB企画という事で今回は”秋の夜長に相応しい活字、音!”がお題です。 先述したように、活字が苦手な僕としてはやはり”音”になりますが、夜長ですか。。。。CLUBに行ったりする自分としては?... [詳しくはこちら]

» Erik Truffaz パリ・ ライブ 送信元 パリノルール blog
ブルーノート・メンバーでもあり、フランスの人気ジャズ・トランペッターであるところのエリック・トラファズのライブが9日にあるようです。 9月9日。CITE DE LA MUSIQUE... [詳しくはこちら]

» JMB連携TB企画 第23弾/秋の夜長に相応しい活字、音! 送信元 yssy's Weblog
というわけで、初参加です。ちょい遅いですが…。 ・虫の声をバックに、『美味しんぼ』全巻読破 ってのが真っ先に思い浮かんだのですが。 さて、 活字の部:『歌舞伎町のミッドナイト・フットボール      ―... [詳しくはこちら]

» Japan Music Blog連携TB企画 第23弾 送信元 Land of Hope and Dreams
次のTB企画が始まっていますが、以前からネタをしたためておいたので遅ればせながら [詳しくはこちら]

» 秋の夜長を愉しむ PART-2 送信元 自己実現奮戦記!
まだまだ残暑が厳しいですが、「秋の夜長を愉しむ」と題して私がオススメする映画・小説・ゲームなどを数回に分けて紹介します。ここで紹介する作品は全て私のお気に入りで、試して絶対損はないというものを厳選しました。ですので、是非お試しいただきたいと思います。本... [詳しくはこちら]

コメント (6)

「秋音」はちょっと前にエントリにしてたので、今回「秋文字」をエントリ。ええい、両方TBしてしまえ。
ありゃ、ひとつ多い??ごめんなさい、JMさん。
マイルスの引用文、深いなぁ。
関係ないですけど以前、阪急電車にマイルスそっくりのおばちゃんが乗ってきてびっくりしました。
ジャコは躁鬱病で苦しんでいた事、去年他界した大阪のtb奏者、大原裕氏の関係で知りました。怖い病気だと思う。
なんかいろいろ書いて、ごめんなさい。

JM:

Milesはやっぱ凄いですよ。Totalで考えていた人なんでしょうね。Bebop~HipHopまで先端にいた事がいかに凄いかを物語っていると思います。でも何が凄いって生Milesの緊張感たるやいまだかつてあれほどのカリスマは観た事ありません。晩年のMilesですが貴重な体験でした。Milesに似ているオバチャンですかー。大阪にはド派手なオバチャンが多いのでMiles真っ青な人がいても不思議はないですね:P

JMさん、最初に謝ります、すいませんっ!

「活字」と聞いたときに真っ先に浮かんできたのがJACOだったんです。反則だとはおもったんですが、どうしても書きたくて書かせていただきました。
お詫びに上のマイルスの2冊、必ず買って読みます!
ホントにスイマセン。

でも、このJACOの本のおかげで、今まで彼に関して埋まらなかったピースが埋まり、彼の葛藤・悲しみを知り、25年さかのぼって当時のJazz/Fusionシーンを改めて理解し、かつ自分の楽器とのかかわりまで影響されてしまったんです。ホントにすごい著書です・・・

JM:

いや、謝る必要はまったくないですよ。
この本はマストですから。
Miles本はうち経由Amazonでよろしく:P

takerattaです。JMさん、おひさでございます。
MilesとJacoに反応しちゃう自分がいます。
どちらにも天才肌の才能。天は二物を与えずですね。
それだけに、求心的な引力が歩きがします。
どちらも自分の人生の途中で先立たれてしまったわけですが、takerattaの心の中では、生き神様で、アイドルです。

JM:

takerattaさんどうもです。私もMiles&Jacoには目がない方です。
この2人を超える存在っていないですよね。

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)