Today's Movie : ターミナル
監督:スティーブン・スピルバーグ
出演:トム・ハンクス、キャサリン・ゼタ・ジョーンズ
特別ゲスト:ベニー・ゴルソン
公開したばかりのターミナルを観てきた。スピルバーグとトム・ハンクスとのコラボ、それにキャサリンまで絡む、まさにハリウッド的に豪華な組合せ。入国する事も帰国する事もできなくなったビクター・ナボルスキー(トム・ハンクス)が空港で暮らす羽目になったことから展開するストーリーという事位しか前提知識がないまま観たんだけど、期待していた以上に感動させてくれる作品でした。一年の最後を締めくくるに相応しい作品だと思います。
まずはストーリーについてなんだけど、入国できず、帰国できずで自由に動けるのが空港のロビーだけという設定。有り得ない話の様でいて設定自体には無理がなく冒頭からどうなって行くんだろうとストーリーにぐいぐい引き込まれます。ビクター自体の設定も英語がしゃべれず何がどうなっているのかさっぱり判らない困った状況を演じていて、徐々に暮らすうちに適合し、周りの人と絡んでいく描写も素晴らしい。このあたりはさすがトム・ハンクスの独壇場って感じ。
そしてストーリーを彩る登場人物が現実に居そうな多種多様なキャラクターを揃えていて、自分の出世を気にし、ルールに杓子定規な空港の警備局主任だとか、自分の領域を守り、警戒心を抱いている掃除夫とか、厳格な美人入国管理官だとか、彼女に思いを寄せながら近づけないフード・サービス従業員といった具合にそれぞれがキャラクターを持って描かれていて、ストーリーへの必然的な役柄を担っていてNYの空港といういろんな人が暮らす世界を見事に構築しています。
何より心を動かされるのがトム演じるビクターの人柄。彼の人間的な魅力、人への思いやり、素直さ、愛などが回りに伝染して行く様に感動する場面もしばしば。今のアメリカを思うと人間重視、思いやりを大切にすべきと示唆している様にも思えます。
そしてキャサリン演じるフライト・アテンダントのアメリアとの出会い、そして彼女との心の交流に胸が熱くなる場面も出てきます。キャサリンとの話の展開にはある種、予想を裏切る感じもあるんですがこれはこれでいいんじゃないかな。キャサリン・ゼタ・ジョーンズって役柄によってはもっと怖い人、迫力の人って感じなんだけど、今回の役柄には切なさを感じさせ、すごく魅力的です。
トムがアメリカ(NY)に来た理由は最後の方に明かされますが、これもまた感動させられる話。ネタバレにならない程度に少しだけヒントを言っておくとJazzがキーワードになっていて、約束を果たさなければならなかった訳ですね。その場面では伝説的なSaxPlayerが本人役で出て来ます。先日観たコラテラルでもMilesがネタになっていたし、アメリカが独自に生んだ音楽文化へのリスペクトが感じられますね。なんと来年BlueNoteにやって来るみたいです。→
この映画は面白いんだろうなとは思っていたんだけど、想像以上に感動させられた作品。人は皆何かを待つという事なんだけど、待っているだけではダメで勇気を持って一歩踏み出すことが必要なんですね。これは間違いなくオススメです。



コメント (9)
初めまして♪
TBさせていただきました。
>トム・ハンクスの独壇場って感じ。
今回もトム ハンクスがハマリ役だと思いました。
ビクターの素直さや純粋さがとてもよかったです。
>伝説的なSaxPlayerが本人役で出て来ます。
やっぱりそうなのですね・・・。
もしかしたらスゴイ人なんだろうなーと思ったのですが、なにぶんJazzは聴かないので・・・知っていたら感動はもっと大きかったんじゃなかったかなーと思いました。
投稿者: @Kei | 2004年12月20日 00:54
日時: 2004年12月20日 00:54
まじっすか! ゴルソン出てるんですか!
楽しみが1つ増えました。Thanksです。
投稿者: yuta | 2004年12月20日 01:05
日時: 2004年12月20日 01:05
>@keiさんコメントありがとうございます。
良かったですよね。ほんと久々に心地よい感動に包まれた感じです。
Jazzファンには缶のエピソードが興味深かったですね。
>Yutaさんどうもです。
ゴルソンですね。Jazzへのリスペクトが感じられますよ。
投稿者: JM | 2004年12月20日 01:17
日時: 2004年12月20日 01:17
はじめまして。
TBさせていただきました。
私もこの映画大好きです。
また遊びに来ます☆
投稿者: Risa | 2004年12月22日 11:52
日時: 2004年12月22日 11:52
RisaさんTBありがとうございます。
これは期待を遥かに上回った映画でした。
暗いNewsの多い時だからこそ観たい映画ですね。
投稿者: JM | 2004年12月23日 12:22
日時: 2004年12月23日 12:22
初めまして、TBさせていただきました。
私も今回この映画を見て、自分でもビックリするくらい涙が溢れて止まりませんでした。
改めて、トム・ハンクスの演技力の凄さを感じました。
投稿者: Hitomi | 2005年01月04日 19:28
日時: 2005年01月04日 19:28
Hitomiさんコメント&TBありがとうございます。
なかなか感動的な映画でしたね。最近の作品の中ではかなり満足度の高いものでした。
投稿者: JM | 2005年01月05日 22:27
日時: 2005年01月05日 22:27
本当にいい映画だった!トムハンクスはやっぱりすごいですね。
キャサリンは美しすぎです・・。私、寂しがり屋なんだ、って感じの唇がよかったw最強に綺麗な人です。
この映画には泣かされました。
投稿者: ai | 2005年01月09日 18:14
日時: 2005年01月09日 18:14
aiさんどうもです。
キャサリンはいつも怖い役柄が多かったのですがこの中での彼女はほんとキュートですよね。
想像以上に良い映画だったと思います:)
投稿者: JM | 2005年01月09日 20:03
日時: 2005年01月09日 20:03