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2005年05月23日 01:14に投稿されたエントリーのページです。

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東京大学のアルバート・アイラー/超面白いJazz本

4944124198東京大学のアルバート・アイラー―東大ジャズ講義録・歴史編
菊地 成孔 大谷 能生
メディア総合研究所 2005-05

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最近出たばかりで、まだ読んでいる最中のこの本、むちゃくちゃ面白いじゃないですか。

2004年度、東大教養学部でおよそ300人の学生とモグリを熱狂させたジャズ史講義ついに刊行!ジャズ史の新たなスタンダード!!
「なあ先生、ジャズに理論てのはあるのかね?(笑)」
「あるんですよ(笑)」

著者の一人は最近のJazzシーンで露出度が高い菊地氏、彼は音楽活動にとどまらず本の執筆、タワレコ等でのコラムなど多才なところを見せてくれています。今回のこの本は、以前から気になっていた「憂鬱と官能を教えた学校~【バークリー・メソッド】」に続くもので、2004年度に実際に東大教養学部で開講された講義録というもの。もう大学からは離れて随分たちますが、教養、講義等という言葉がグッと来ますね。つまり日常の実業と離れ、純粋に知識を得るために学ぶという行為への羨望があると思うのですが、数年前に社会人講座で上智に通い、ここ最近も仕事の関係で大学への出入りをし出すとそんな風な思いを強く感じているこの頃なんですよ。

そこにこの本はまさにタイムリー、しかもテーマがJazzでしょ。肝心のコンテンツなんですがこれがどんどん引き込まれる内容となってまして、実際の講義を受けている内容そのままがパッケージされています。講義で使われている音源も示されているのでそれらを聴きながら読むとなお理解が深まって良いと思います。

目次を拾ってみると
第一章:十二音平均律→バークリー・メソッド→MIDIを経由する近・現代商業音楽史
第二章:ジャズにおいてモダンとは何か?
第三章:モダンとプレモダン  ってな感じ。

アフターアワーズの後書き対談の中から講義の基本方針について語られたところを拾うと

「ジャズに関してはある時期から批評が進歩してなくて、歴史的見通しも更新されてないし、実学的な側面からもまとめがないし、ジャズ・マニアの重箱の隅をつつくような感想と、知識も経験もない、ただの印象だけで良いとか悪いとか言ってるような批評のどっちかしかなくてね、もうそろそろきちんと整理しておきたいなー、ということはありました」

「いわゆる歴史の通説みたいなものがさ、あまりにもいい加減過ぎるんで、もうちょっと真面目にやろう。というのが基本的な指針」

しかし、ここまで語れるとね。たいしたもんです。笑えるのが、東大生だけではなくモグリの学生がいっぱい受講していたみたい。こんな授業受けてみたかったわ。この本、Jazz好きで少し変わったのを読みたい方には文句無く”買い”でしょう。

菊地氏の著作は全て面白そうです。

4093875189歌舞伎町のミッドナイト・フットボール―世界の9年間と、新宿コマ劇場裏の6日間
菊地 成孔
小学館 2004-07

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こっちもいずれ”買い”ですね。

4309267807憂鬱と官能を教えた学校
菊地 成孔 大谷 能生
河出書房新社 2004-09-11

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コメント (5)

LIN:

先日『憂鬱と官能を教えた学校』を買ったばかりです。
おおっ、続編が出たのですね。
今度は東大ですか。

>純粋に知識を得るために学ぶという行為への羨望
あ、何かすごくよくわかります。
学ぶ義務から解放されると学びたくなるという
この矛盾。

菊地氏のエッセイは読みやすいです。
新譜「南米のエリザベス・テーラー」も出ましたので
そちらも是非♪

JM:

LINさん、コメントどうもです。
憂鬱のやつ買おう買おうと思ってますが、
内容の濃さ故に読む時間がないとまだ買ってません。

学生の時にはね、さぼることばかり考えてたのに、
不思議なものです。

菊地氏はなかなかに饒舌ですね。
音を聴いた事ないので、Liveにも行ってみたいところです。

fuRu:

ここで、この本を知りました。
UAのフアンなのもですから
菊池成孔さんについてはそっちから知っていたのですが
さっそく読みました。
>むちゃくちゃ面白い
ホンとですね。むちゃくちゃ面白かった。
TBさせていただきますね。

JM:

fuRuさん
TBありがとうございます。
でしょ、続編が楽しみですね:)

はじめまして
先ほどTB送信させていただきました
『憂鬱と官能を教えた学校』は近所の書店にはなく、今日注文したので
しばらく楽しみな日々が過ごせそうです
今後とも宜しくお願い致します
また、伺います

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