![]() | DJ選曲術―何を考えながらDJは曲を選び、そしてつないでいるのか? 沖野 修也 リットーミュージック 2005-10 by G-Tools |
クラブDJからiPodユーザーまで
すべてのミュージック・ラヴァーに捧ぐ!
DJプレイやミックスCDの質を向上させる世界初の「選曲ガイドブック」
久々に音楽系で興味深い本が発刊されていました。著者はKyotoJazzMassiveの沖野修也氏。DJの選曲の妙、つなぎの裏には何があるのか、以前から興味あるところだったので中味がすごーく楽しみです。
Part 1:選曲とは何か?
Part 2:スターDJの選曲メソッド
Part 3:架空のミックスCDを作る
まだ目次をざっと見ただけですがめちゃめちゃ面白そう。DJというと単に選曲し、つないでかけるだけと、ついついそのように捉えられがちですが、選曲がいかにクリエイティブなことであるのかが判りやすく解説されています。個性的な選曲は想像力に満ち溢れ、時に凡庸な曲を凌駕し、リスナーに大きな感動を与える事ができる、そのためにはテーマがあり、目的があり、表現したいことがあり、言葉で表せたものが、音で実現できる必要があるとのこと。その他にも、基本は起承転結、前後の関連性、禁じ手などなどかなり突っ込んで書かれていますね。
伝えたいことがないなら選曲する必要はない。テーマを徹底的に意識せよ。
著者はDJを「Difinitive Judgement」と定義しています。定義的判断ということなんですが、前後の流れを考慮し、オーディエンスの反応によって瞬時の判断を伴った臨機応変な対応が求められる・・・
つまり過去によって現在が規定される。故に完全な自由はないが選択の余地は残されている。そして可能性を追求する。そう、曲を選ぶということは「生きる」ということに酷似していることなのだと。うーむ非情に深く納得できる話ですね。
スターDJのメソッドのところでは選曲グラフということで楽曲に含まれる要素が細かく書かれていて、それと起承転結の流れ、前後の関連性が細かく解説されていて、Clubの現場にいるとフィーリング一発の様に見えても、裏には実は深いわけがある事が良く判ります。また優れたDJは無意識下でこんなことを判断し選曲しているんだろう。
これだけの事が書かれていて1200円ははっきり言って安い!DJもDJ志望者もiPodユーザーにも全て”買い”でしょ。
P.S.
はじめに に書かれている世界的に有名なDJのひどいDJぶりのことが気になる。誰なんだろう?




コメント (4)
勝手ながら私もTBどうぞよろしくお願いします。
この本には新しい面白さと
DJと聴き手の架け渡しのようなものを
感じました。
さすが沖野氏ですね。
投稿者: YUKI | 2005年11月05日 10:47
日時: 2005年11月05日 10:47
YUKIさんTB&コメントありがとうございます。
沖野氏は文書の書き手としてもすばらしいですよね。
曲を選ぶ=生きる 唸らせる表現です。
投稿者: JM | 2005年11月05日 11:49
日時: 2005年11月05日 11:49
いつも楽しく読ませていただいています。この本、ほんとに良かったです!なぜかTBが2回行ってしまっていますが、すみません。。
投稿者: chitokutosu | 2005年11月13日 16:28
日時: 2005年11月13日 16:28
chitokutosuさん、ありがとうございます。
TBのWはno problemです。ほんと深い本でした。
そのあたりコメントさせて頂きました:)
投稿者: JM | 2005年11月13日 19:06
日時: 2005年11月13日 19:06