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2006年02月05日 21:25に投稿されたエントリーのページです。

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ミュンヘン/報復は何も生み出さない

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『宇宙戦争』で本格SFパニック巨編を撮り上げたスティーヴン・スピルバーグ監督が選んだ次なる題材は、オリンピック史上最悪の悲劇と報じられた1972年のミュンヘンオリンピック事件。

平和の祭典で起こった衝撃の事件を物語の導入に据え、報復を命じられたイスラエル工作員の葛藤と紛争がもたらす悲劇を描き出す。『プライベート・ライアン』『シンドラーのリスト』のスピルバーグ作品に連なる、真の平和を世界に問う感動超大作だ! by Yahoo Movie

昨日から公開されたミュンヘンに行って来た。スピルバーグの渾身作、アメリカで随分話題になっていたので是非とも観たいと思っていた映画です。

うーむ、実にいろいろと考えさせられる映画ではある。祖国、帰るべき場所、民族、そんなもののために命を掛け、守るべきものを守るために憎しみ合い、奪い合い、殺し合う。何の為に・・・

自分に守るべきものがあるように相手にも当然守るべきものがある。最終的には人間対人間、尊重し合うべきなどと当たり前の様に理想的には思うのだが、政治、宗教、文化、経済、すべてにおいて差異があり、価値観が違い、利害が対立する中でそんなに単純に事が運ばないのが人類だ。

今回の舞台になっている状況は実感としては判らない。これが自分の生まれ育った国、土地、民族などがからんだ時どう考えるのか、どう発言できるのか。そんなもののためにとは言ってはみたものの、少なくとも日々の平穏さが脅かされない世界で生きている中では説得力を持ち得ない気もする。このところ歯車が狂った様な事ばかり頻発する平和ボケの日本に居て、頭の片隅で理想的な社会を思い描く時、実際のリアルな世界で起きている事との距離に空しさを感じるのも事実だ。

でもこの映画で描きたかった事、それは家族愛に象徴される人間愛であり、憎しみからは何も生み出せないと言う事だ。それは否定のしようのない事実であり、いずれ憎しみの連鎖が途切れる日が来るのを切に願う、そんな事が強く印象に残った映画です。娯楽作ではないが是非とも観るべき映画だと思います。これに引き続きホテル・ルワンダも観なければ。

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