先日読んだジャズ構造改革でいろいろ思う所があって、それに加えトリノ・オリンピックの事や、昨日のBoxingでもすごく気になる事があった。つまりは自分の価値観、基準で行動する主体性は買ったとしても、そもそも立脚する視点の根拠の無さと客観性の無さが根本的にズレの根源ではないかという事。この視点で考えると民主党のバカな話も同じだなと思う訳です。
つまりは発言、行動、評価などなんらか行動する際に、それは個人の価値観で動いて良いものではなく、世の中には絶対的な価値があって、それを基準に頭に置きながら、自分なりのスタンスを取ったり、行動したりする、こういうことはかつては当たり前だったのだが最近はそういった軸がぶれて、というか無くなっていて、極めて寒い状況だらけになっているのではないか。
例えばJazzでいうとなんだかんだ言ってもMiles、Coltrane、BirdとかさらにはD.Ellingtonという絶対基準があって、それを元にどう評価するかということ、これが先ほど紹介したジャズ構造改革の言わんとするところなんですね。この当たり前の事を軸にあらためてJazzを再構築すべきという話です。それは素人には判りにくいのでしょうが、判らないものを判りやすくしようとするからズレが発生するわけで、難解を前提にそれだけ敷居が高いQualityであるという事を理解した上で、これを基準にしなければダメだと言う事なんですよ。
トリノ・オリンピックで言うと日本ではハーフパイプのメダルが取れそうな報道がなされていたのだが、プロのUS勢を見たとたん明らかにウソだと言う事がバレバレで、ここでも世界的な絶対基準が判っていて客観性を持っていたらこんな話にならない訳ですね。
昨日のBoxingもデビュー戦なので仕組んでいるのは良いとしても、あまりにヘボな相手は一目瞭然で、そんな相手に23秒で云々なんておかしいし、そもそもプロデビュー戦での登場の仕方とか、終わった後にカラオケしちゃう事とかは、絶対的な価値基準があって、第三者の視点=客観性があればできない行動じゃないかと思います。だってどう考えても変でしょ。
民主党のあれもごく普通の基準をもっているならあり得ない話。そんなくだらない事に時間を費やしている事が判らなくなっているのは価値基準、客観性が欠如しているとしか思えない。
これらの例に共通すること、絶対的な価値観と客観性の欠如、以前は社会=大人が当たり前の様に持っていた事があたりまえで無くなってしまったという事なんでしょう。電車の中の化粧、地べたに座っての飲食など女子供の事を言う以前に社会=大人がその資格を失ってしまっている、そんな事に危機感を覚えるこの頃ですTT



コメント (3)
そうだそうだ!!激しく同意!!:-)
「いいじゃんひとそれぞれだし」「感じ方って個人で違うし」「生き方も違うし」…こんな頭のぼやーっとしていて機能停止な人が多いから「真っ当な批評・評論」が出てこないんですよ。
真っ当な批評がないということは、自分を客観的に捉えようとしないってことですよ。
悪しきというか、誤った個人主義の極みですよね。
特に最近のスポーツ関連の、マスコミのあの持ち上げよう煽りよう。過保護な母親と同じです。自信をつけるのと甘やかすのは違いますよね。こういう内向きな思考に未来や発展はないです。はい。と思いますw
投稿者: sato sugar | 2006年03月02日 01:27
日時: 2006年03月02日 01:27
価値基準と客観性について、いい意見ですね。共感します。しかし、JAZZ構造改革は読ませていただきましたが、理由は長くなるんで控えますが、いやな疲労感の残る本でした(笑)。おもしろかったけど。JAZZに限らず、多くの音楽評論って、ひとつ視点が抜けてると思うんですよ。それは聴くモードだけなく、プレイヤーモードでの視点。この視点で評論できる人は殆どいないだろうし、商売になりにくいかもしれないけど、これまた全然世界が違いますよ。きっと面白いと思います。演奏技術面などの解説ではだめですけど。
投稿者: FODERA | 2006年03月02日 18:13
日時: 2006年03月02日 18:13
>sugarさん
今日本中が幼稚化してますよね。
それと品格も著しくなくて、
短絡的な物欲に流された結果こうなってしまったのでしょうか。
まずは自らがそう流されない様しなければと思います。
>FODERAさん
おっと疲れさせちゃいましたか。
最初はね、この本なんじゃーと思いましたが読み進めるにつれ共感できたんですよ。
プレーヤーモードからの視点ですか、そりゃ面白いかもしれませんね。
JazzTalkin'ってジャズメンがジャズメンを本音で語る
というの持ってますのでこんどこれ持って行きます。
具体的にはオフラインでじっくりと。
投稿者: JM | 2006年03月03日 00:33
日時: 2006年03月03日 00:33