About

2006年06月19日 00:34に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「カルティエコレクション展@MOT」です。

次の投稿は「PANDORA/音楽好きに贈る究極の試聴サービス」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

アーカイブ

« カルティエコレクション展@MOT | メイン | PANDORA/音楽好きに贈る究極の試聴サービス »

自暴自伝/村上"ポンタ"秀一 めちゃ面白いドラマーの自伝

ponta.jpg 自暴自伝
村上 “ポンタ”秀一
文藝春秋 2006-06

by G-Tools

ポンタ、日本の中で最高に位置するドラム界のトッププレイヤーの自伝が文庫化されたもの。音楽関連本の中でもかなり面白い部類に入るんじゃないでしょうか。彼の豪快な性格、面白過ぎるエピソードが満載で一気に読んでしまいました。

何しろ参加アルバムは一万枚以上、Jazzから歌謡曲まで幅広く、紛れも無く日本人ドラマーのトップといって間違いないポンタの30周年に因んで出版された自伝ですね。

一緒にやった有名アーティストの話も井上陽水、泉谷しげる、忌野清志郎、沢田研二、矢沢永吉、山下達郎などなど一流アーティストがわんさかと出て来て、しかも舞台裏の話が面白いのなんのって。そもそもミュージシャンっておもろい人が多いのですが、技も一流ならエピソードも超一流でこりゃ読まなきゃ損です。

びっくりするようなエピソードも載っていて
Steve Gaddの代役をけっこう努めていたという話。セットもたたき方もそっくりにプレイできたらしく、一時期NYに滞在中にGaddが出来ない時にGadd名義で叩いたことが何度もあったらしい。カーラブレイがStuffとやったディナーミュージックはPontaなんだって。これってStuff関連albumでは有名なんだけど代役だと知ってほんとびっくり。とか

マイルスに呼ばれたけどコンサート本番前で断念した話、とか

ジャズではうまいやつは嫌いなんだ。どこかたどたどしかったりするのがジャズの魅力なんだという話に絡んでショーターが構えたり、首傾けたりしながら結局一曲ずっと吹かなかったことがあって、「こいつすげえジャズだな、これがジャズの美学なんだ」って書いてるくだり、(めちゃ面白いでしょ)とか

バークリー音楽院に立ち寄ったんだけど、日本人同士徒党組んで外に向かわない奴らに頭に来て、帰ってから「成り上がり」を人数分送りつけてやったり(根性見倣えって話ですね)、とか

日本人のジャズは貧乏臭いっていう話、とかね。 めちゃくちゃ面白い。

あと、一番響いたのは、個人的に大好きなGaddの話。
初めてNYに行ってチックのレコーディングを見た時の話。Gaddは2時間以上遅刻して来たあげくコカイン2gとウォッカ1本を空けて、既にレコーディング済の他のパートを3回聴き流したと思ったら、めちゃくちゃ難しい曲を譜面も見ずに1テイクで本番をクリアしてしまったエピソード。当時のGaddは酒、ドラッグでヤバかったらしいんだけどミュージシャンとしては飛び抜けていたみたい。

そんなこんなのエピソード満載の本書は間違いなく"買い!"ですね。PontaBox借りてこよっと:D
あと、大村憲司の天才ぶりが随所に出て来る。彼の事も聴かなきゃ。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://jmsmytaste.sakura.ne.jp/mt/mt-tb.cgi/3369

この一覧は、次のエントリーを参照しています: 自暴自伝/村上"ポンタ"秀一 めちゃ面白いドラマーの自伝:

» 音楽がもっと楽しくなる本『自暴自伝』! 送信元 日々の記録
昨日、何冊か文庫を買ったんですが、 その中の一冊を紹介しようかと。 それは、村上”ポンタ”秀一さんの『自暴自伝』! ポンタさんはご存知、日本を代表する... [詳しくはこちら]

» 村上”ポンタ”秀一の自伝?「自暴自伝」 送信元 音楽と日々の日記
自暴自伝 ポンタさんの自伝の文庫本を買いました。  「聞き書き」のスタイルをとっていて、ポンタさんの話したことを記録している形式で、ゆえに話して... [詳しくはこちら]

コメント (4)

FODERA:

直接お話しましたが、私も読了しました。私の高校の先輩でもありますが、私が在学した頃の高校ブラバンはたいしたことなかったのでポンタ氏の硬派な伝統は途絶えたのでしょう(笑)。今は無き六本木ピットインのトイレでポンタ氏と少し話ししたのが懐かしい。そのセッションでは山下達郎氏が飛び入り参加し、おまけに停電で、生ボーカル・生ピアノ・生ベース・生ドラムでスタンダードをやったのが今でも鮮烈に覚えています。

JM:

Foderaさんコメントどうもです。高校の先輩だったのですね。
彼が西宮だったのは知りませんでした。
ピットインの話は印象的なエピソードですね。
そんな出会いに遭遇するにはいろいろ聴きに行かなきゃ駄目だ
ということでまたご一緒しましょう:D

ごぶさたしております。
これ文庫になっていますよね。先日本屋で、ちょっと立ち読みしてしまいました(^^ゞ
kylynで坂本龍一との交流があることは知っていましたが、たまたま開いたページが、YMOのドラマーに高橋を推薦したのが彼だった・・というのは知らなくて驚きました。
しかも、坂本とYMO的なビートを模索していたがクスリで捕まってうやむやになった(?)くだりにはホントびっくしです。
細野が最初、林立夫を考えていて断られたのは知られているようですが、こういう「村上押し」もあったのですね・・。

大村憲司と村上秀一はキャラ的にもかぶりそう(笑)
すっごい仲良しか、すっごい反目しあうか・・になりそうですが、仲良かったんでしょうね。ほっとします。

JM:

shosenさんお久しぶり、コメントどうもです。
立ち読みですかー、どこを開いても面白いエピソード満載なので立ち読み向きですね:P
ほんと本音バリバリで内幕暴露話が多いので面白いですよね。
大村憲司のことは何度も出て来て、いかに彼をリスペクトしていたか判りますね。
松木恒秀氏の一本気さにも思わずニヤリとさせられます。

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)