12月も半ば、今年も残すところあと2週間足らずということで、恒例のJMB連携TB企画、といっても既に放置しすぎで最近はほとんどやっていなかった連携TB企画として年間のベストを選んでみたいと思います。今回で3回目ですね。
JMB連携TB企画 第30弾/Music Of The Year! 2004→
JMB連携TB企画 第53弾/Music Of The Year! 2005→
そして今年前半のがこれ
JMB連携TB企画第58弾/2006年上半期 Best Musicは→
こうして後から振り返るとその当時の状況が判って興味深いところです。
今年一年は今までの人生の中でもかなり音楽を聴いた印象を持ってます。iPod+iTunes+AirTunesの音楽環境がほんと便利で、家では気分によってiTunesで選択し、それが無線でStereoから流れる環境になっているのでCDを聴いていた時に比べると圧倒的に探しやすく、持っている音源を活用しやすくなった事が大きいと思います。
| Apple AirMac Express ベースステーション [M9470J/A] by G-Tools |
そしてiPod Nanoを今年2台もタダでGET(AppleのPhotoコンテストで2回優勝! その1/ その2)できたので、出歩くときはON/OFF問わず常にNanoを携帯して聴くスタイルが定着してました。とりあえず軽い、お手軽といった要素が音楽を聴く行為を変えた事をさらに実感した一年だった気がします。
さてそんな一年でしたが今年の傾向を振り返ると、従来よりもHipHop、R&Bの頻度が減り、逆にブラジル、ジャズ、クラブジャズあたりが増えた一年でした。長年聴いていると趣味趣向は多少変わるのですが、それは単に気分がそちらに行っているだけでまた戻ったりもするんですよね。上記以外にもクラシックも少し聴いたり、従来ダメだったHouse系も行けるようになったりとかなり幅広くなった一年だったと思います。
そんな傾向の一年でしたがさて今年のBestを何にするか、正直なところ決定的に突出した印象が無い一年だった気がするんですよね。逆にいろいろ聴きすぎで個々の印象が薄まったということかも。そんな中で文句なくぶっちぎりで選ぶのはこれ。
Best Female Vocal Album & Best New Artist
![]() | Corinne Bailey Rae Corinne Bailey Rae Capitol 2006-06-20 by G-Tools |
透き通る様で、少し憂いを含んだような表情豊かな歌声に加え、どの曲も外れ無しの素晴らしい仕上がり。ここ数年で出会ったArtistの中でも圧倒的な印象で、今年のBESTとしてはこれしかないって感じですね。バックトラックもツボを押さえたアレンジ、生音中心の演奏も絶妙で彼女の素晴らしい歌を引き立たせています。もう何度聴いたか判らないくらいヘビロしたalbumです。うーん、これは本当に素晴らしい。未聴の方は即購入をオススメします。(Amazonの輸入盤だと\1,406!めちゃ安!)来年あたりはぜひ小バコでのLiveを観てみたいものです。1)Like A Star、3)Put Your Records Onが特にお気に入り。
Best Jazz Album
![]() | Metheny Mehldau Pat Metheny Brad Mehldau Nonesuch 2006-09-12 by G-Tools |
今年はJazz回帰の一年だった気がします。60年代~現代まで、BeBop~ClubJazzまで、ほんといろいろと聴いてました。やっぱりJazzが一番しっくり来るかもしれない、そんな思いを感じた年でした。でもやはり昔の音源が素晴らしいので、主には60年代~70年代あたり、LeeMorgan、Freddie Hubberd、Herbie、Miles、Coltrane、Shorterあたりの王道路線を良く聴いてたのですが、そんなのは今年のBestに入らないのでやはり今年出た中から選ぶと、文句なしにこれでしょ。MethenyとMeldowの2大アーティストの共演作で、ほぼ全面に渡って二人のデュエットが展開されます。どちらも繊細で、色彩豊かな感覚を持ったアーティストなのですが、そんな二人が一緒にやることで素晴らしい音が創り出されてます。絵画的で情景が浮かぶような聴いている者のイメージを喚起する素晴らしい音楽がここにあります。これもBestに相応しいAlbumです。
Best HipHop Album
![]() | The Audience's Listening Cut Chemist Warner Bros. 2006-07-11 by G-Tools |
今年はHipHopはあんまり聴かなかったのですが、そんな数少ない中でもダントツに光ってたのがこれ。元Jurassic5のDJ、Cut Chemistによるソロアルバムです。彼の卓越したサンプリングセンスと構築テクニック、そして変幻自在に織り交ぜてくる絶妙なScratchが芸術的な域に達した傑作です。サンプリングなんてただの切り貼り、あんなの音楽では無いと思っている人にこそ聴いて貰いたい。ネタもワールド系から、教則系?まで非常に幅広く、それを見事なまでに構成して作り出された音はCUTにしか出来ない音世界です。彼が抜けたJ5の失速ぶりの理由が良く判ります。仕事の関係で彼のDJイベントに行けなかったのが心残りです。こちらもかなり良かったらしい。
Best Male Vocal
![]() | ランデヴー・イン・リオ マイケル・フランクス コロムビアミュージックエンタテインメント 2006-06-28 by G-Tools |
久々の新譜は昔からのいつもながらのマイケルの音ですねー。ジャズとブラジルの絶妙なミックスが聴く度に心地良い世界に連れて行ってくれます。彼には変革を求めず一生このスタイルでやって貰いたい。そしてそれが続く限り愛聴し続けたいアーティストです。文句なしに好きな音。特にこの作品ではタイトルにもなっているようにブラジルがテーマなだけに最近のブラジルマイブームとも合致してイチオシの作品となりました。日本盤は買わない主義なんですが、ボーナストラックはAntonio's Songのアコースティックバージョン入りとなっていて悔しい、ズルイ。
Best R&B Album
![]() | シングス・スタンダード ドクター・ジョン 東芝EMI 2006-05-24 by G-Tools |
今年はいつもほどR&Bを聴かない一年だった。理由は定かではないがR&Bの代わりにブラジル、クラブ・ジャズなどを聴いていたからだと思うのと、現在進行形のR&Bが自分にとってどうもしっくりこないというかつまらないからなんだと思う。なんだか軽くて寿命が短い浅い感じがダメなのかな。
そんな中、NewOrleans系では良盤がいくつかあって、音楽の素晴らしさに気付かされた感じ。例えばデビュー30年にしてここに挙げたソロ作やコステロとのコラボが素晴らしかったDr.JohnとかWhat'g Goin' OnをままんまカバーしたDDBBとかまさに円熟なIrma Thomasとかね、そんな中で一枚選ぶのは難しかったのですが、ここはやはり大御所の一枚でこれにしておきます。今年前半でも選んだのですがこれは真に音楽好きのための音楽って感じがして本当に素晴らしい。NO系はハリケーンの悲劇から立ち直ろうとしていて、彼らの最大の資産である音楽の世界からも復興を勇気づける作品がいろいろ出てきたところなのですが、どれもこれも音楽への愛が隅々まで行き届いたかのような作品が多くてNO好きとしては嬉しい一年でした。捨て曲無しでいつまでも色褪せない真摯な音ですね。
Best Live
ソロアーティストしてはRaul Midonが圧倒的に良かったんだけど、ここは行ってて本当に楽しかったクラブジャズ系の2大イベントを挙げておきたい。本家ジャズフェスがマウントフジも無くなりいまいち元気がないこの頃なんですが、今年はクラブジャズ系の元気さが目立ったんではないかな。
まず一つめが
The Shape Of Jazz To Come
普通のジャズ(表現おかしい?)とクラブジャズを取り混ぜ、充実したパーティでした。普通のジャズ界からは今最も充実しているJoshua Redman Elastic Bandが圧倒的なステージを見せてくれ、また日本のクラブジャズ界から期待のSoil & "Pimp" SessionsとQuasimodeが元気なステージを見せてくれました。特にSoilは今までのジャズの概念を覆すかのような爆音ライブで面白すぎです。それ以外にもイタリアからクラブジャズシーンを牽引するNicolaConteやDJのGillesPetersonなど素晴らしいメンツで大いに楽しめたイベントでした。
そしてつい先日の
Tokyo Crossover JazzFestival 2006
こちらはR&Bからのフランクマッコムがめちゃ素晴らしいかったし、クラブジャズ界でいま最も輝いているKoopが観られたのが良かった。他にもクラブジャズ界を代表するKJM、SleepWalkerなど盛りだくさんのイベントでした。
どちらも共通していたのはハコがageHaだったので広くて3ステージ同時進行で、しかも各アーティストの合間がなく次から次にステージが進行するので飽きなくていいですね。クラブイベントって音の趣味が細分化されている分、ドンピシャで自分の好きな音楽が聴けるし、長時間にわたって好きな音に浸れるのが素晴らしい。スタンディングだからしんどいのですが、体を動かしながらグルーブに身を任せる聴き方は体中で音を受け止めるので心の底から楽しめる感じです。クラブイベントは開催が夜中になってしまうためついつい敷居が高く感じられますが、一度足を運んでみることをオススメします。
ということで、こうしてみると今年も音楽関係は充実した一年だったと思います。また来年はどんな音との出会いがあるのか、今後も引き続きアクティブに関わって行きたいと思います。
さて、皆さんのBestMusicはなんだったでしょうか。宜しければTBでご参加ください:D








コメント (10)
やっぱりうコリーヌちゃんですよねー!ほんまに私もどれだけ聴いたか!という感じです。
あとは私は、ほんまにニューオーリンズ一色だったなあ。あれもこれもよくて、悩んでしまうw
日本物はもう、アレでとどめ。
…ということで、またぼちぼちアップしマース:-)
投稿者: sato | 2006年12月17日 22:08
日時: 2006年12月17日 22:08
satoさん
お待ちしてました:D
やっぱCorinneですよね、これに尽きる一年でした。
NO系、写真とsatoさんとは趣味が被ってますね。
でも写しているものが全く違うのが面白い:P
さて、どんなBestが出てくるか楽しみです。
投稿者: JM | 2006年12月17日 23:03
日時: 2006年12月17日 23:03
こんばんは。
やはりコリーヌが真っ先に出てきますね(^^。
さてさて、ぼくもまとめてみます!
投稿者: califso | 2006年12月18日 00:23
日時: 2006年12月18日 00:23
でしょでしょ。やっぱコリーヌちゃんですよねー。
califsoさんのBestも楽しみにしてます:D
投稿者: JM | 2006年12月18日 01:02
日時: 2006年12月18日 01:02
こんちは。
一年を振り返ってみると、
なんだか、両極端な結果になってしまいました…。
でもまぁ、これが2006って感じです。
コリーヌは、やっぱ、人気だなぁ。
もう少し待ってたら、ノラちゃんの新譜が出るんですが、
来年だしね(笑)
投稿者: ne_san | 2006年12月19日 04:22
日時: 2006年12月19日 04:22
ne_sanさん
両極端ですね。
といってもいい音楽はジャンル関係ないしと思ってます。
Chetは私も聴いてますよ。永遠の愛聴盤ですよね。
後でじっくり見に行きます:D
投稿者: JM | 2006年12月19日 07:09
日時: 2006年12月19日 07:09
JMさんこんにちは。メセニーとメルドーのデュオは、いつも買おうと思いながらもショップに行くと別のものを買ってしまう、なんだかふんぎりのつかない一枚です。やっぱり聴いておかないといけませんね。
参加したいのですがトラックバックが表示されませんです……。
投稿者: kota | 2006年12月23日 09:21
日時: 2006年12月23日 09:21
kotaさんこんにちは。
そういうalbumってありますよねー。
いずれ買おうと思いながらなかなか踏ん切れないのってね:P
TB見えないですか?
Browserの違いかな?
http://jmsmytaste.sakura.ne.jp/mt/mt-tb.cgi/3454
ですのでよろしくお願いします:D
投稿者: JM | 2006年12月23日 11:53
日時: 2006年12月23日 11:53
JMさん、今年も宜しく御願いします.......
私もエントリーしますね♪
毎度思うのですが、やっぱり今年も1枚も被りませんでしたよ
ってわけで
PS:そうそう! トラックバックできないのですが
投稿者: ハムやん | 2007年01月06日 12:00
日時: 2007年01月06日 12:00
ハムやんさん
こちらこそ今年もよろしくお願いします。
被ってない事で自分の知らない音に出会えるので、
それはそれで楽しいですよね。
TBは承認制になっているので直ぐに反映してなかったって事ですね。
今は大丈夫です:D
投稿者: JM | 2007年01月08日 19:29
日時: 2007年01月08日 19:29