タランティーノファンとして新作には大いに期待していた訳ですが、これははっきり言って面白過ぎですねー。もうQTワールド大全開で、CG全盛のいまの映画とは正反対のアナログ、ガチンコアクションムービーって感じでしょうか。こりゃ観なきゃ大損ですねー
この映画はかつての低予算、B級映画であるグラインドハウスへのオマージュとして、映画好きであるタランティーノの趣味がダイレクトに繁栄された映画なんですが、もう冒頭からもろにそんな雰囲気で、画面にわざと傷を入れていたり、使っている音楽も古くてB級感がたっぷりのオールド、ダーティーな感じの曲が映画の雰囲気を盛り上げます。
タランティーノ お得意のトーク場面が満載で、今回は特に女の子のグループ内での内輪のガールトークがいかにもで面白いんですよね。しかも彼が好きなんでしょうけど脚、ヒップから女の子をなめ回すようなカメラワークが多用されていたり、出てくる女の子もちょっとビッチ系のHipで魅力的な子がいっぱい出て来てQTの自己趣味満載って感じです。
物語は前半後半に分かれるのですが、前半では女の子をめちゃくちゃにし、逆に後半からは反撃し、最後のキメで逆転して気分爽快、拍手喝采という流れになっていて、その構成も良いし、主演に持ってきたカート・ラッセルがハマり過ぎるほどハマっていて、その台詞と共に彼しかできないB級なりの存在感を発揮してました。
そしてなんと言っても圧巻はカーチェイスのシーンですねー。CGでなく実写で、しかもよりスリリングに魅せる仕掛けがあって、もう参ったって感じ。このシーンはずっと語り継がれる事になる傑作だと思います。
こんなに面白い映画なのにTOHO系でしかも来週くらいで終わってしまうなんて残念。でも引き続き一緒に作られたロバートロドリゲスのプラネット・テラーが公開されるのでこちらも必見でしょう。
映画行くんだというとHERO?なんて聞かれちゃうんですけど、そんなの観に行ってちゃダメですよ。なんでもクリーン指向の昨今、正しい大人にはこういうのがマストです。大爆笑、気分爽快のエンディングにまさに拍手喝采モノの映画だと思います


