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町でいちばんの美女 (新潮文庫) チャールズ ブコウスキー Charles Bukowski 青野 聡 新潮社 1998-05 byG-Tools |
このところブコウスキーを読んでいる。モウレツに下品であり、日常の本音であり、酒と女とダラダラの日常とが全てのなんだかとんでもない作品なのだが、なぜか夢中になって読んでしまう。
あまりにも人間臭くて、ブコウスキー本人の本音が出ていて、そしてその中に表れるたまらなく美しい言葉、そんなところが魅力なんであろう。
そんな下品な作品だらけの中にあって一番光っているのがこの作品である「町で一番の美女」ですねー。
過度に美しい事による不幸、何かを代償にしなければ成立しない美しさ、そんな美しさを持った女の子が主人公。美しいという事に憎しみさえ感じて短い生涯を終える。そんな町で一番の美女の儚い物語をつづったこの作品は数ある彼の短編の中で一番光っている作品だと思います。
酔いどれ詩人と言われ、いつも飲んでいるかナニしてるかといった日常の中でどうしようもない作品も多いのですが、なぜか惹かれてしまうブコウスキー、そのスタイルが嫌いな人も多いように思いますがこの作品に彼の魅力が凝縮されていると思うのでオススメです。


